行って来い
2009年10月3日□-------------------------------------------□ http://piano.jp78.net/
行って来い
健康体だった日本が、海外に無理やりに道連れにされて
不健康にされてしまったという印象がとても強いが、
もうここまで来てしまっては実体経済がどうのこうの
言ってもなんの説得力もない。
株の売買は全くやっていなくて、もっぱらオプションの
小手調べのみのため為替にひどく心を痛める以外に
個人的な不安はないのだが、気になるのは相変わらずの
この国の対策の遅さ。今のところ、実効的と思えるものが、
あきれるかな、ただの一つもない。
今日のニュースでも銀行の株式買い取りの話が出ていたが、
別に銀行が売っているから株が下がっているわけでもない
のに、いったい何がしたいのか。
財務が痛むことによる貸し渋り対策のつもりなのかもしれないが、
そういうものは慢性病に対する処方であり、血管がちぎれて
血が噴き出している患者に漢方薬を処方するようなものだ。
わざと失望感を誘って年金が安く株を仕込むつもりなのか?と
思ってしまうほどの対策のなさは、いったいどういうことなのだろう。
麻生さんなんかの言動を見るとかなり危機感を持っているように
思えるのだが、周りはそうは思ってないという事なのだろうか?
応急処置的な対策は根本の解決にならなくても、時間稼ぎにも
なるし、マインドの改善にもなる。実効性うんぬんではなく、今は
そういった非常時対応が求められる時だろう。
為替の介入(口先でもいい)、公的フル出動、税制の劇的改正の
アナウンス、投機的行為の取り締まり、こういったものは市場を
ゆがめるだけで本質的な解決にならないという人もいるが、
本質的に解決すべき問題は国内にあるわけではないので、
手のつけがたい病巣を持っている欧米と違って、むしろ日本では
応急処置的な対応の効果は非常に高いと思うのだが。
我々は何も出来ない。強いて言えば、財務が健全なREITが、
市場崩壊に巻き込まれて、ありえないような利回りになっているので
現金が大量にあれば非常に魅力的だ。
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今日から春庭の準備を徐々に始めた。枯れ枝を片付け、チューリップの
球根を植えた。スイセンとラナンキュラスはもう少し後。
ムラサキシキブ、ピラカンサ、ウメモドキの実が綺麗だ。早く鳥よ恋。
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